SDGsを理解しよう~5.ジェンダー平等を実現しよう(前編)~
皆様こんにちは。
山京株式会社です。
緊急事態宣言が明けましたね。
ワクチンの接種率もあがり、いつもの日常が戻ってくるのかと思いきや、もう年末の第6波の懸念が広がっています。
ですが、観光地への人の流れも活発化をしております。
飲食店の関係者の方々は、「ようやく・・」と胸をなでおろしているでしょう。
これからは「Withコロナ」です。
人の流れを抑制し、リモートワークが可能な業種はリモートに。
ソーシャルディスタンスを心がける。
ワクチンへの理解を深める。
今までの時代は、もう「旧時代」なのかもしれません。
これからの「新時代」が明るくなる様、私たちは引き続き強い意志と正しい理解が必要になってくるでしょう。
そんな「新時代」を見据えて、世界中が取り組んでいる事柄を、皆様はご存じですか?
それは「SDGs」です。
「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」
の略称であり、2015年9月に国連で採択された「持続可能な開発の為の2030アジェンタ」で設定された、17のゴールのことです。
2030年までにあらゆる貧困に終止符を打ち、不平等と戦い、気候変動に対処し、「誰も置き去りにしない」ための取組みです。
山京では、現在3つのゴールに向けて活動をしております。
そのうちの一つ、
今回のコラムでは、「5.ジェンダー平等を実現しよう」を前後編にてご説明してまいります。
皆様は、「ジェンダー」とは何かご存じですか?
社会的な男性の役割・女性の役割を意味する言葉として用いられています。
「女性はか弱く、専業主婦として家事・育児を完ぺきにこなさなければならない」
「男性は強く、たくましく、一家の大黒柱として働かなくてはならない」
このような、社会的文化的な思い込みの意識の事を指しています。
その反対として、「ジェンダーフリー」「ジェンダー平等」が現在叫ばれています。
ジェンダー平等を理解するために、私たちは知らなくてはならないことがあります。
1.「性区別」と「性差別」を理解しよう
「区別」は「差別」違います。
区別:物の性質や状況を見極め、区別や順位をつける行為
差別:特定の集団や属性に属する個人に対して、その属性を理由にして特別な扱いをする行為
・トイレには男性用・女性用がある
・更衣室がわかれている
・競争や学力で順位をつける
これらは、「性区別」です。筋骨隆々、慎重180cm以上、体重100㎏の男性が30キロの荷物を運ぶからといって、150cm、50kgの女性に、同じ荷物を持たせませんよね?
それは体格や力で「区別」をしているのです
ですが、「性差別」は性によって差をつけて、分け隔てることです。
・女性は昇進に限度がある
・女性だから家事をしなくてはいけない
・男性は泣いてはいけない
・職業や地位に「女性」をつける(女性社長、女だてらに、女医、など)
これは、あきらかなる「差別」です。
すべて個人の意思で選択するべきことなのに、「女性」「男性」を理由にするのは、「性差別」となります。
2.アンコンシャス・バイアスを知ろう
アンコンシャス・バイアスとは、自分自身は気づいていない「ものの見方やとらえ方のゆがみや偏り」の事です。
その人の過去の経験や知識・価値観・信念をベースに認知や判断を自動的に行い、何気ない発言や行動に現れてきます。自分自身では意識し辛く、ゆがみや偏りがあるとは認識していないため、「無意識の偏見」と呼ばれます。
アンコンシャス・バイアスは些細な言動や何気ない行為に含まれており、
「よくあること」
「気にするほどの事ではない」
と自分にも周囲にも見過ごされがちです。
しかし。このまま放置するとハラスメントの増加や職場のコミュニケーション不全、そして組織と個人のパフォーマンスの低下などの弊害を生みます。家庭でもそうです。夫・妻・母・父・子どもなどの立場への偏見により、夫婦間・親子間のコミュニケーションの低下や、大きな溝になってしまうでしょう。
3.マイクロメッセイージ(小さなメッセージ)とマイクロインイクイティ(小さな不公平)を知ろう
性や年齢によって人を見下したような態度や軽く扱うような言葉を投げかけたり、マイノリティを無視するような心無い発言をしたり、相手の発言に対し、眉を顰める・腕組みをする・パソコンに目を向けながら話を聞く態度をとる・・・このような小さなしぐさや言動をマイクロメッセージ(小さなメッセージ)やマイクロインイクイティ(小さな不公平)といいます。
「だってしょうがないでしょ、あなた女(男・子ども)なんだから」
そんな言葉を言われたことはありませんか?
それ自体に大きな問題とはならなくても、小さなしこりとなって相手の心を傷つけたり違和感や疎外感を感じさせます。小さなことだからと放っておくと、人間関係や体調などに様々な影響を与えます。
ジェンダー平等とは、決して難しい事ではありません。
個々の存在や、その方の選択や権利を尊重すること・・・これにつきます。
・男性がピンクをおしゃれに着こなしてもいい
・女性が格好良くてもいい
・男性がかわいくてもいい
・泣き虫の男性がいてもいい
・力の強い女性がいてもいい
全ての存在を「いい」と認める事こそ、「ジェンダー平等」の第一歩です。
「皆様の車にドライブレコーダーはついていますか?」
事故時の過失の有無などの証明は、ご自身でしなくてはいけません。
「お客様専用ページへのご登録はおすみですか?」
専用ページからのアクセスで、簡単に契約内容の確認や契約内容変更手続きができます。
分からないことがあったら、何でもご相談ください。
山京は、
「あなたのための保険代理店」
ですから。